消費税の納税義務者になっていた~なぜ早く教えない!
ある個人事業主Aさんは、毎年ご自分で申告されていたのですが、令和元年から消費税を納付しないといけない状況でした。(平成29年の売上が1,000万円を超えていたということですね)
令和4年に税務調査があり、このときに初めて消費税の納税義務のことを指摘され、令和元年から令和3年分までの3年分の消費税をまとめて課税されました。私はこの調査から関与しましたが、調査官に申告を管理する担当部門に確認させると、この調査まで1度もAさんに消費税の納税義務があることを知らせていませんでした。失礼ながらAさんに問題が無いとは言いませんが、税務署がもっと早く知らせてあげれば、3年分まとめて追徴され、延滞税をはじめAさんに必要以上の負担を強いることはなかったと思います。
納税者の売上が1,000万円を下り、消費税を納める必要がなくなったときはそのことを書いた書類を直ぐに送ってきて、納税者に提出させようとするくせに・・・
悪意的にみれば、自分たちの実績のために延滞税も多くなるし、いくらかの期間放っておき、ある程度溜め込ませてから徴収しているのかと言いたくなります。
私の抗議に税務職員は、無表情に「承っておきます。」とだけ言いました。